Zortrax M200に限らず、低価格帯の3Dプリンターの駆動にはステッピングモータが使われています。
指令に従って決められた量だけ回転するので簡単に位置、速度を制御できる反面、想定外の外乱にはモータが負けて位置ズレをおこします。(脱調)

高価な工作機械では指令と実際の位置のずれを検出して補正するフィードバック制御により外乱に対応しますが、
フィードバックの無い低価格帯の3Dプリンターでは位置ズレを起こしても、補正どころかそれを検出する事も出来ません。


M200のX,Y軸のうち、外周に配置される8㎜のプーリー付きロッドについているスライダはスペース的な制約からなのか、ベアリングではなく、オイルレスメタルとグリスで潤滑されています。
きちんと潤滑されている場合は問題ないのですが、グリスが切れるとスライダの抵抗が設計値を超えるほど大きくなり、ステッピングモータが位置ズレを起こすようになります。

こうなると造形が正しく行われないばかりか、状況によってはプラットフォームやノズルを傷めたりする事もあります。